写真論か?

写真家の仕事とは、「写真」どの対話であって、けっして被写体との対話ではない。写真は常に「断絶」である。被写体との関係を大事にしたいならカメラなど持たぬ方がいいし、写真の本性はすれ違う事で、たとえば梅佳代のように、近づく行為は、まるで近親相姦的な嫌らしさが表れてしまう。母親が未成年者を犯しているのを、見るのはまともではない。森山大道の盗み撮りから学んだらいい。つまり「擦過」することが、写真家の写真の掟なのだ。